神奈川県作業療法士会

〜若手OTRからのメッセージ 第9回 2006/11/27〜

「学生生活、就職してからの自分を振り返って」

執筆者近影

 私は卒業校の第一期卒業生です。一期生という言葉の響きを聞いて学校名を背負わなければならないというプレッシャーがあり、最初は不安でしたが、学生生活を振り返ってみると、学校の先生方と共に学科を作っていくという伝統ある学校では体験できない経験をさせてもらいました。
 また先生達の指導も熱く、国家試験に受かるためだけの指導だけではなく、臨床現場を視野に入れたアドバイスや授業等を行っていただき、カリキュラムが不十分ながら、私たちと同じ目線で付き合っていただきとても感謝しています。

 私の学校は実習期間が他の学校より少ないこともあり、より多くの臨床現場を体験するためにボランティアへの参加、病院での学生受け入れの機会を利用するなど、工夫を行いました。実習では教科書通りのことはなに一つなく、新鮮なものが目に飛び込んできて、驚きの毎日でした。
 一番印象に残ったことは、実習最終日に担当ケースの方に「立派な先生になってね、ありがとう」という言葉をくれたことでした。私がリハビリテーションという門を叩いたのも、人の役に立ちたいという気持ちからでした。これほどまでに感動を一緒に共有できる仕事はないとこの時感じました。

 国家試験対策は過去問題をひたすら解きました。答えを暗記するのではなく、問題文のどこが間違っているのかなど、一問ずつ問題の意味を解き明かしました。

 私の学生生活では一人暮らしを経験し、一人で生活していくことの厳しさを学んだり、バイトをして人との接し方、礼儀作法を学びました。
 また様々な医療分野の勉強をしたり、資格を取得したりと学生生活4年間様々なことに挑戦をしました。そして何より大切だと思ったことは学生生活を共にした仲間です。共に支えあい、時には競い合い、切磋琢磨してお互いに成長してきたのだということを今実感しています。

 OTとして働きだしてから半年以上が経過します。病院の中でのOTの役割は何でも屋というイメージが強く、幅広く医療を提供できますが、逆に役割が広く、明確な土台がないと今後病院内での役割失ってしまう可能性もあります。
 患者様の訴えも歩きたいという主訴が多い中でどうような関わり方が出来るのか、試行錯誤の毎日です。

(2006年3月,千葉県内の養成施設を卒業)

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